カラーコンサルタントが語る住宅塗装の色選び

  • カラーコンサルタントが語る住宅塗装の色選び
  • 第2回 建物の形・目的・町並みなどなど考慮すべきは盛りだくさん
外壁塗装・屋根塗装の色選びに関する悩みや疑問に、色彩のプロであるカラーコンサルタントが答える連載インタビュー。色彩効果を活用した色選びで、大切なお住まいへのこだわりを実現しませんか?
第2回

建物の形・目的・町並みなどなど考慮すべきは盛りだくさん

前回は、色からイメージを考えるのではなく、イメージから色を考える、というお話をしていただきました。その中で「周囲の環境への配慮」というお話がありましたが、今回はより詳しく色選びの際に配慮すべきことについてお話を伺いました。
お話を伺った方
黒田 尚美 先生
株式会社ケイズ・カラープランニング
代表取締役
黒田 尚美  先生
自分の理想とするイメージを熟慮するということは理解できました。
けれども、自分の求めているものと現実には時としてギャップがあると思います。
黒田先生:確かにあります。
そのギャップを生む要素をひとつ挙げるならば、建物自体とイメージの差がありますね。
建物がどっしりと重厚感があるのに、色味にポップなかわいらしいイメージを求めると失敗してしまいます。他にも門構えや塀、庭の植栽によって使える色が変わってきます。
敷地外の要素としては、建物のある場所、近隣とのバランスも大きな要素になるでしょう。別荘地にある建物と住宅地にある建物、商業地に隣接した建物では、それに似合う色が異なってきます。さらに大きなところでいうと気候も影響するのですよ。
温かい、寒い、湿潤、乾燥などの気候ですか。
黒田先生:はい。たとえばカリフォルニアのような湿度の低い太陽光の強いところでしたらパステルカラーのような色味もマッチするでしょうが、日本のように湿度が高いグレイッシュな場所では浮いてしまうことがあります。けれども絶対にダメということではなくて、うまくまとめることもできる場合があるのです。そこは地域に根ざした塗装のプロの腕の見せ所だと思います。しっかりとした教育をさせてもらっていますので、安心してご相談いただきたいと思います。
建物のスタイルや街並みから離れすぎない色を選びましょう
建物のスタイルや街並みから離れすぎない色を選びましょう
色の流行についておうかがいしたいと思います。
服飾業界では毎年、流行色の発信をしていますね。これは外壁塗装でも当てはまるものなのでしょうか。
黒田先生:服飾に向けた流行色の発表はなされていますが、今は20年、30年前ほどの影響力はなくなってきているのではないでしょうか。個性の時代になってきていると感じています。「流行色という路線があるのね。だけど私はこれでいくわ」というような、それぞれが意見を持ち、それを主張する世の中になっていると思います。
色の流行はなくなっているのですか。
黒田先生:なくなっているというよりも、漠然としてきているという印象です。青が流行している、紫の時代というのではなくて、明るめの色がいい、控えめの色がいいといった具合ですね。
マンションでは時代ごとの色が如実に現れていましたが、今は「この色が現代っぽいよね」というものはありませんね。戸建では特に「時代特有の色」は見られなくなってきていると思います。
個性の強い色でも使えるけれども、環境にマッチしないと後悔することがあるということですね。
  • 建物のスタイルや街並み・地域色や環境イメージから離れすぎない色を選ぶこと
  • 流行色はみられなくなってきているが、個人が意見をもって主張する傾向にある
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