カラーコンサルタントが語る住宅塗装の色選び

  • カラーコンサルタントが語る住宅塗装の色選び
  • 第3回 ベース・アソート・アクセントという考え方
外壁塗装・屋根塗装の色選びに関する悩みや疑問に、色彩のプロであるカラーコンサルタントが答える連載インタビュー。色彩効果を活用した色選びで、大切なお住まいへのこだわりを実現しませんか?
第3回

ベース・アソート・アクセントという考え方

前回までは、イメージから色を考えるということ、そして、色選びの際に配慮すべきことについてお話をしていただきました。
今回はより具体的な色選びのコツとして「配色」「色のバランス」について詳しくお話を伺いました。
お話を伺った方
黒田 尚美 先生
株式会社ケイズ・カラープランニング
代表取締役
黒田 尚美  先生
配色についておうかがいします。より自分のイメージに近づけるために、複数の色を希望する方もいらっしゃると思います。その際に気をつけることはありますか。
黒田先生:ベースカラー(基本)・アソートカラー(調和)・アクセントカラー(変化)という考え方があります。これは男性のスーツ姿にたとえると分かりやすいかも知れないですね。スーツがベース、ワイシャツがアソート、ネクタイがアクセントというイメージです。全体の7割の印象がベースカラーで決まります。そこに変化をつけるのがサブカラーといわれるアソートカラーです。さらに印象を強化するのがアクセントカラーという位置づけです。
ベースが7割もの印象を決めるというのは驚きです。
黒田先生:イメージした言葉をベースカラーに落とし込み、それを補助するためにアクセントカラーを用いて、さらに個性をプラスするためにアクセントカラーを用いる感じですね。
たとえばイメージする言葉が「高級感があって親しみやすい」という言葉だとします。両者は対極にある言葉です。これを一色で両立させることはできないんですよね。この場合ならば、どちらがより強い思いかを決めてもらい、 「高級感」を感じられる色をベースに「親しみやすい」色をアクセントとして入れる、というやり方もあります。ベースを際立たせるための配色やベースをぼかす配色など、目的に応じてさまざまな取り合わせがあります。
配色構成とは
色と色を組み合わせる場合には、面積比を考えることで配色のバランスが良くなります。
  1. 1表現したいイメージの中心となるベースカラーを決めます。
  2. 2アソートカラー、アクセントカラーで配色のイメージを発展させましょう。
  • ベースカラー
    最も大きな面積を占め、配色の中心。背景色となる色で全体のイメージを大きく左右します。
  • アソートカラー
    ベースカラーとアクセントカラーの間をとりもち、安定させる役割。ベースカラーの次に面積が大きく主役に近いイメージの色です。
  • アクセントカラー
    変化をつける色。小面積で使用しましょう。個性的な印象を付加したり、全体を引き締める効果があります。比較的はっきりした色でも構いません。
建物のスタイルや街並みから離れすぎない色を選びましょう
やはり理想の状態をイメージすることが大事なのですね。
黒田先生:そこに尽きますね。いい配色、悪い配色というのは基本的にはありません。
あるとするならば、その表現意図に合っているかどうかという点だと思います。
意図するところにもっていく手段なのですね。
黒田先生:その通りです。配色のとき役立つ言葉を一つお教えしておきますね。
配色には大きく分けて「まとまる」と「際立つ」の二つがあります。これはどちらが優れている、劣っているということではありません。自分の出したいイメージに合わせることが重要なのです。ただ、注意しなくてはならない点もあります。いずれも「過ぎ」はいけないということです。「まとまりすぎ」はぼんやりとなりますし、「際立ちすぎ」はガタガタうるさくなってしまいます。統一と変化のバランス。まとまった中にも変化をつけ、変化の中にも統一性を見つけることが大事です。
  • 色と色を組み合わせる場合には、面積比を考えることで配色のバランスがよくなる
  • まとまった中にも変化をつけ、変化の中にも統一性を見つけることが大事
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