カラーコンサルタントが語る住宅塗装の色選び

  • カラーコンサルタントが語る住宅塗装の色選び
  • 第4回 人の真似はせず、自分を見つめて
外壁塗装・屋根塗装の色選びに関する悩みや疑問に、色彩のプロであるカラーコンサルタントが答える連載インタビュー。色彩効果を活用した色選びで、大切なお住まいへのこだわりを実現しませんか?
第4回

人の真似はせず、自分を見つめて

前回までは、イメージから色を考えるということ、そして、色選びの際に配慮すべきことについてお話をしていただきました。
今回はより具体的な色選びのコツとして「配色」「色のバランス」について詳しくお話を伺いました。
お話を伺った方
黒田 尚美 先生
株式会社ケイズ・カラープランニング
代表取締役
黒田 尚美  先生
外壁塗装をしようと考えていらっしゃる方々に、相談する際のポイントを教えていただけないでしょうか。
黒田先生:建物や周囲の環境を理解することが大切ですね。美容院に自分と違うタイプのモデルさんの写真を持ってきて「こんな風にしてくれ」とお願いしても、イメージ通りにならないことがあります。これは自分とその女優さんとのイメージが遠いことに原因があることが多いですね。同様に、ご自身の素敵な家があっても、形や路線が違う他の家を参考にしてしまうと失敗しやすいと思います。やはり自分を見つめなおすことに帰結しますね。自分の家のいいところを知り、それを生かすことが大切だと思いますよ。
建物そのものの理解もそうですし、周囲の環境への理解も必要なのですね。
黒田先生:まったく同じならば、そのまま持ってきて正解でしょうが、そうはいかないですから。
家々がギュッと詰まっている立地もありますし、広くとられているところもあります。これだけでも見える範囲が違いますし、受ける印象も異なります。加えて建物の壁以外の部分も考える必要があると思います。
建物は外壁だけではなく、多くの部分によって印象が変わるということですか。
黒田先生:はい。外から見えるのは壁だけではありません。屋根もありますし、塀もあります。ですから、とりあえず古くなったから壁だけ塗り替えようというのはもったいないと思います。せっかく塗り替えるなら、自分の理想とするイメージに近づけるために屋根や塀など建物全体を1セットで考えた方がより効果的だと思います。壁は明るくなったが屋根はちょっとイメージと違うから、といったことが出てきたら無駄な出費が増えますから。小出しにリニューアルするよりも、ちょっとだけ予算をがんばって全部一緒にやった方が結果として安くなりますし、満足感も高まると思いますよ。
確かに一部だけ真新しくなったら、塗装以前よりバランスが崩れてしまうことになりかねません。
黒田先生:全体的にとらえるべきだと思いますね。大きな目で全体のバランスを捉えたら大きなズレはなくなると思います。全体的に華やかになったとか、優しい感じが生まれたといった具合です。
外壁塗装は、すぐに着せ替えられない服を家に着せるようなものです。だから、そのときの気分だけで決めてしまってはいけません。一歩置いて客観的に長い目で見て考えましょうね。
なるほど。黒田先生、全4回にわたってインタビューさせていただき、ありがとうございました。
  • 色選びの相談をする際には、建物や周囲の環境を理解することが大切
  • 理想のイメージに近づけるには、屋根や塀など建物全体を1セットで考えると効果的
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