ここをご覧になられている皆様は、既に外壁塗装を依頼されていらっしゃる方がほとんどだと思います。ひょっとしたら、既に外壁塗装工事を終えられている方もいらっしゃるかもしれません。

綺麗に外壁塗装の施工が完了したと思っていたのに、「あれ!?何か色が違う箇所がある」ふと見つけてしまった塗り残しの様なもの、果たしてこれは塗り残しなのか・・・?
判断が難しい場合もありますよね。万が一、施工業者に問い合わせて塗り残しではなかった場合、気まずい思いをしてしまうかもしれない。
また、塗り残しだった場合には「そのままにしておくのも心配だ」などの不安な気持ちになられていると思います。
この記事ではそんな不安を解消出来る様な、塗り残しの判別方法、塗り残しがあった場合にはどんな風に対応をすれば良いのかなど紹介いたします。

 

1.コレは塗り残し!?具体例で見る塗り残しの判別方法

せっかく綺麗に塗装を終えたのに、塗り残しを見つけると非常に残念な気分になると思います。そして、そんな塗り残しはハッキリと判別できるものと、判別しにくいものがあります。

・塗装された一部が他の部分とは明らかに色が違う
・指定していた色と違う部分がある

こういった場合は明らかに塗り残しです。

外壁塗装では、下塗り、中塗り、上塗りと3回塗りが基本です。
中塗りの後に上塗りの際は、基本的に同じ塗料を使用しますが、中塗りと上塗りの色を少しだけ替えて塗る方法を行っている施工業者もあります。その場合は塗り残しがあった場合にも色が異なっているため、塗り残しを判別しやすくなります。

明らかに塗られていない箇所がある場合には、塗り残しだという判別も容易ですが「本来なら塗装されるべき場所だったのか?」「本当に塗り残しなのだろうか?」そんな、塗り残しかどうかの判断に迷う、塗り残しが多い箇所をご紹介いたします。

室外機の裏
室外機
室外機の裏や、ガスメーター、樋や軒の下などの裏など目につきにくい場所は、塗り残しが多い部分です。
忘れずに塗装されているかどうかチェックしましょう。こういった場所はローラーでは塗料を入れることができない部分なので、刷毛(ハケ)で塗装を行う「ダメ込み」と呼ばれる作業を行います。

配管の裏の部分
配管の裏
表の部分は塗られていますが、裏のほうの少し見えにくい箇所は、塗られていない場合もあります。裏側までハケやローラーなどが入らず、隙間が出来るものに関しては、塗り残しが起きてしまいがちです。
給湯器やエアコンなどの配管がある場合には、給湯器やエアコンを一旦撤去してその裏側までしっかり塗ってもらうのがベストですが、固定されていて塗れない場合も考えられます。対応は施工会社によって異なるので、塗り残しかどうか気になった場合には確認してみましょう。

付帯部分
雨樋
雨樋、ベランダの手すりなど、付帯部と呼ばれる細かい部分も塗り残しや、塗り忘れが多い箇所です。意識して見ないと見落としがちな場所ですが、塗り残しが残っていないかどうか、しっかりと確認してみましょう。

クリア塗料(無色透明の塗料)
クリヤー塗料
「クリア塗料」と呼ばれる無色透明の塗料があります。
まだまだ壁は綺麗だが、この状態を長持ちさせたいという場合にコーティングとして使用される事もあります。この作業により、外壁を現状の状態でより長く保つことができます。このクリア塗料を使用した時は、透明なため塗装のプロでも見逃しやすい箇所です。
※塗装直後は乳白色で、乾燥すると透明になるので塗り残しを防ぐための塗料もあります。
施工時にクリア塗料を使うという話が業者からあり、塗り残しが起こっているかどうか不安な場合には、施工業者へ問い合わせてみましょう。

クリア塗装に関しては、下記の記事で詳しく取り扱っています。

【デザインを残した塗装ができる】外壁塗装をクリア塗装で行うメリット

塗り残しが多い事例をご紹介いたしましたが、やむを得ず塗り残しになっている場合もあります。
例えば
・外壁前にある障害物が固定されているため、どうしても動かす事が出来なかった。
・物置等、動かすと立て付けが悪くなるため、動かさない方が良い。
・撤去は可能だが、別途費用が掛かる。
等の事情があり、塗る事が出来なかった可能性もあります。
これらの場合には施工業者が塗装を行なう前にしっかりと事情説明を行ない、お客様にご納得を頂いた上で塗装を行っているはずです。

上記の様な事前説明が無く、明らかな塗り残しだと思われる箇所を発見した場合の対処法は、次の章でご紹介いたします。

 

2.塗り残しを発見した際の対処法をご紹介

2-1.施工中、もしくは完了後すぐに発見した場合

足場
ハッキリとした塗り残しを発見した場合には、どうすれば良いでしょうか?塗り残しなどの不備を見つけた場合、すぐに施工業者に連絡を入れましょう。塗り残しに関しては、ほとんどが人為的なミスによるものなので、ほぼ間違いなく補修対応をしてくれるはずです。
支払いが完了している場合、工事が終結している場合、工事後時間が経ち過ぎている場合には対応してもらえるかどうか、まず相談しましょう。

こういったトラブルを避けるためには工事が完了した後に、まだ足場が建っている段階で業者と一緒に仕上がりのチェックを行なうのが一番です。
気になる箇所があれば業者に伝え、その場で補修を依頼しましょう。足場が建っている段階で補修ができるため、業者もすぐに対応をしてくれるはずです。塗り残しを防ぐためにも、工事完了後にしっかりと最終点検を業者に行ってもらう様にしましょう。勿論、その際は点検にもしっかりと立ち会うのがベストです。

2-2.施工完了から日数が経過している場合

では、既に足場が建っていない場合や、施工完了から日数が経過している場合には対応してもらえないのでしょうか?
まずは、施工業者へ連絡を入れて、状況を伝えましょう。工事が完了した時は綺麗で完璧な状態だと思っていても、時間が経ってから塗り残しが発覚する事はあります。きちんと塗装指示をしていた箇所にもかかわらず、塗り残しがあった場合は、基本的に施工不良として無償で対応してもらえる場合がほとんどです。

ですが、再度、足場を一部設置するなど、費用が発生する可能性が無いとも言い切れません。
外壁塗装の塗り残しの度合いや場所によって、どの様な対応になるかはケースバイケースになるため、塗り残しを発見した場合にはまず施工業者へ相談を行いましょう。

また、自社での保証以外に、「リフォーム瑕疵(かし)保険」とよばれる保険もあります。万が一、塗装工事を依頼した業者が倒産してしまった場合や、保険期間中に不具合が見つかった場合にも消費者に保険金が支払われるものです。任意加入になるので、施工業者が「リフォーム瑕疵保険」に加入しているかどうかも確認しておきましょう。

知らないと損をする!?リフォーム瑕疵保険で万が一に備える

施工業者と塗り残りの補修対応に関しての話がまとまった場合には、工事箇所と完了期日について、必ず書面を取る様にしてください。電話などの口頭での依頼だと、後から「言った・言わない」のトラブル発生も考えられます。

2-3.対処出来ない場合には、第三者機関へ即相談を

塗り残しへの対応を業者へ求めても、曖昧な返答を行い、ハッキリとした返答を行わずに回答を先延ばしにしたり、明言を避け話し合いの場をもとうとしない業者には、問題を解消しようという意志がそもそも無いのかもしれません。

万が一業者とトラブルになった場合や、業者が何ら解決に向けて動いてくれない時には、第三者機関に相談するなど、早めに対策を行い塗り残しを対処されることをオススメいたします。

トラブルが発生したときに頼れる第三者機関
なかでも、住宅リフォーム・紛争処理支援センターの「住まいるダイヤル」は住宅専門の窓口の為、より専門的なアドバイスが受けられるはずです。

■住まいるダイヤル
国土交通大臣から指定を受けた、住宅専門の相談窓口
住まいるダイヤル

■消費生活センター
消費生活全般に関する苦情や相談の窓口
国民生活センター

 

3.塗り残しの放置はNG!出来るだけ早めに対策を

外壁ダメージ
塗り残しを発見した場合には、出来るだけ早く対応をしてもらいましょう。
外壁塗装を行なう前には基本的に下地処理が必要です。下地処理は、壁面に不着しているホコリやサビ、旧塗膜から浮き出た顔料、排ガス汚れ、苔(こけ)・藻などを高圧洗浄で洗い落とし、ひび割れなどを補修する事です。
この下地処理を行った後には下塗り、中塗り、上塗りと行いますが、その際に塗り残しがあると、塗膜が薄くなっている箇所なので、本来キチンと塗装されている箇所と比べて太陽光や雨などが当たり続けると深刻なダメージにもつながる可能性が高まります。

さらに、塗り残しの箇所が劣化して目立つ様になった時には一部分だけ色が違う様に見えたりするため、せっかくの美しいお家の外観を損ねてしまいます。そして、時間が経過する事によって、業者は厳密に「塗り残し」だと判断しにくくなるため、対応も変わってくるかもしれません。時間が経過してからだと業者へ頼みにくくなるという心理的な問題もあります。
外壁の塗り残しを放置しておいても良い点は一つもないので、速やかに施工業者へと連絡を取り、なるべく早く塗り直しなどの対応を行ってもらう様にしましょう。

 

まとめ

いかがでしょうか。あなたの発見された箇所は塗り残しかどうか判断できましたか?
塗り残しは本来起こってはならないものですが、やはり職人さんが手作業で行なうため、どうしても塗り残しを発生させてしまう事もあります。
塗り残しを見つけた場合でも、ほとんどの施工業者では無償で対応してくれるはずです。
焦らずに、塗り残しの状況を施工業者へ伝える様にして、美しい外壁の状態に補修してもらいましょう。