2019年10月に予定されている消費税10%への引き上げを前に、「消費税8%のうちに、外壁塗装をしたい」とお考えの方もいらっしゃるでしょう。なかには、「消費税8%で外壁塗装をするためには、いつまでに、なにをすればいいのか知りたい」と情報を調べている方もいらっしゃるかもしれません。

ずばり、消費税8%で外壁塗装をするためには、“2019年9月末までに、工事が完了した状態で引き渡してもらう”必要があります。
もしかすると、2019年5月現在、「2019年9月末はまだ少し先」という印象を持たれる方もいらっしゃるかもしれませんが、確実に消費税8%で外壁塗装をするためには、早々に動くことをオススメいたします。なぜ早々に動く必要があるのか、このあたりの内容について詳しくは本章で紐解いてまいります。

この記事では、「消費税8%のうちに外壁塗装をしたい」という方に向けて、外壁塗装の増税情報をまとめています。ぜひ、参考にしてください。

1.増税前に外壁塗装をしたいという方へ|2019年9月末までの引き渡しが必須

外壁塗装

先述の通り、消費税8%で外壁塗装をするためには、2019年9月末までの工事完了&引き渡しが必須です。

ちなみに、「2019年9月末以降の引き渡しでも消費税8%が適用される特例(経過措置)」が使用できたのは、2019年3月末までの話(厳密にいうと、3月末までに業者と契約を結んだ場合)。2019年5月の現時点では、この特例(経過措置)は使用できません。

つまり、2019年5月の現時点で、消費税8%で外壁塗装をするためには、9月末までに工事完了&引き渡してもらう以外に方法はないということです。

2.増税前に駆け込みで外壁塗装をする場合、押さえておきたい3つのポイント

消費税8%で外壁塗装をする(2019年9月末までに工事完了&引き渡しをしてもらう)にあたり、押さえておきたいポイントを3つご紹介いたします。

2-1.工事スタートは早ければ早いほど安心

外壁塗装のスケジュール

車や新築などと同じく、外壁塗装でも増税前の駆け込み需要が高まっています。そのため、場合によっては、「工事の依頼が立て込んでおり、職人にあきがない」などの理由で、早々に“2019年9月末までに工事を完了させるのは難しい”という状況になる可能性は十分にあります。

また、塗装工事は降雨や強風下ではできないなど、工事の進捗は天候に大きく左右されるため、工事のスタートが遅れれば遅れるほど「9月末までに終わる予定で工事をスタートさせたが、終わらなかった」という事態となる可能性は高まります。特に、梅雨時期や台風が頻発する夏前~夏にかけては、予定よりも工事が遅延することも少なくありません。

そのため、確実に消費税8%のうちに塗装工事をするためには、工事スタートは早ければ早いほど安心というわけです。

[補足]外壁塗装工事にかかる期間は、2週間前後が目安

「そもそも、外壁塗装工事にはどのぐらいの期間がかかるのだろう?」と疑問に思われている方も少なくないでしょう。ずばり、工事自体の期間はおおよそ2週間前後が目安です。ただし、先述の通り、塗装工事は天候にも大きく左右されるため、2週間以上の期間がかかることも珍しくありません。

また、外壁塗装にかかる期間を考えるうえで、工事がスタートする前にも、業者選びや契約、業者との打ち合わせ(色選びなど)にも時間がかかることを想定しておく必要があります。

▼外壁塗装にかかる期間について詳しくは、こちらの記事を参照ください。

https://reform-journal.jp/kikan-4196

2-2.2019年9月末までの引き渡し可否を契約前に確認する

外壁塗装の契約

塗装業者と契約を結ぶ前に、「2019年9月末までに外壁塗装工事が完了した状態で、引き渡してもらえるかどうか」は必ず確認しましょう。

たとえば2019年7月に契約を結んだとして、自身では「2ヶ月もあるから、9月末までには十分工事が終わるだろう」と思っていても、業者が同じように9月末までに工事を終わらせようと思っているとは限りません。場合によっては、すでに工事が立て込んでおり、どう考えても9月末までに引き渡せるような状態ではないということもあります。

「契約を結んだあとで、9月末までの引き渡しが難しい(消費税8%で塗装工事ができない)ことが判明した」といった事態を避けるためには、9月末までに引き渡しが可能かどうかを契約前に確認することが重要です。

2-3.後悔しないために!急いでいても業者選び&色選びは慎重に

色選び

9月末までに外壁塗装工事が完了した状態で引き渡してもらうためには、早々の動きが必要ですが、どんなに急いでいても「業者選び」と「色選び」は慎重に進めることを強くオススメいたします。なぜならば、業者選びと色選びをいいかげんに進めてしまうと、後々後悔がのこる可能性が高いためです。

外壁塗装において、「業者選び」は非常に重要です。選ぶ業者によって、外壁塗装の成功・失敗が決まるといっても過言ではないでしょう。その大きな理由は、外壁塗装が塗装会社の技術や知識によって仕上りが変わることにあります。仮に技術や知識の不足した塗装業者に依頼をしてしまうと、キレイに仕上がらないばかりか、施工不良を起こされてしまう可能性もあります。そのため、急いでいても、塗装業者は慎重に選ぶ必要があるというわけです。

▼「業者選び」について詳しくは、こちらの記事を参考にしてください。

【塗装業者の見極め方】8つのステップで信頼できる業者を選ぼう!

[信頼できる塗装業者を探している方へ]外壁塗装の評判を調べる方法

また、「色選び」も外壁塗装において重要なポイントとなります。

「業者に勧められたから」「人気色と聞いたから」などといった理由だけで適当に色を選んでしまうと、塗装後「イメージと違った」「全然満足できていない」といった後悔がのこってしまうことも。

どんな色で塗り替えるかによって、住まいの印象は大きく変わります。特に、これまでと違う色で塗り替える場合は、ほんとうにその色でよいのか、慎重に見極める必要があります。

▼「色選び」について詳しくは、こちらの記事を参考にしてください。

外壁色に迷ったら!2020年最新の人気色と組み合わせTOP20

【外壁塗装の色選び】人気の組合せとプロが選ぶ配色9選

【外壁の試着】外壁のカラーシミュレーションをしてみよう!

まとめ

消費税が8%で外壁塗装をするためには、9月末までの工事完了&引き渡しが必須です。そして、2019年5月現在でも、さほど余裕があるわけではなく、できる限り早々に動く必要があります。まずは、このあたりのスケジュール感を把握しておくことが重要です。

そして、2章でご紹介した通り、消費税8%で確実に、かつ納得して外壁塗装をするためには、押さえておくべきポイントがあります。このあたりのことも、ぜひ、頭に入れておきましょう。