ご自宅の外壁の塗り替えを行ったことはありますか?塗り替え経験がない方からすると、外壁はある程度年月が経ったら塗り替えた方がいいと聞くが本当なのだろうか、また実際外壁を塗り替える際どんなことに気をつければいいのか、費用はどのくらいかかるのか…わからないことだらけかと思います。

結論から申し上げますと、まず外壁の塗り替えは必要不可欠です。本記事では何故塗り替えが必要不可欠なのか、その他皆様が抱えている疑問点についてまとめました。
初めての外壁の塗り替えを検討されている方はもちろん、まだ新築だから塗り替えは先だけど、いざ塗り替えの時期がきたときに備えて知っておきたい、という方もぜひ参考にしてみてください。

1.外壁の塗り替えが必要な理由・失敗しないポイント

1-1.塗り替えには外壁を保護し、外壁に機能を付加する役割がある

はじめに解説しましたが、外壁塗装の塗り替えは必要不可欠です。なぜかと申しますと、塗り替えには単に家のデザイン性を作り出すものではなく、外壁を塗料によってコーティングすることにより外壁を「保護」し、また様々な「機能」を付加する役割があるからです。

まず、外壁を「保護」する、というのはイメージがつきやすいかと思います。もともと防水機能等をもっていない外壁に塗料を塗ってあげることで、その塗料でできた膜により雨水や紫外線から外壁を守ることができます。

また、塗料を塗ることで、外壁に様々な「機能」を与えることが出来ます。例えば、「家の室内の暑さを軽減してくれる機能」です。どんなものかというと、遮熱機能のついた塗料を外壁に塗装することで、外壁から家の中に通ってくる太陽光(近赤外線)を反射してくれる機能です。また「雨水の浸入を防ぎ、雨漏りから家を守る機能」。これは防水機能のある塗料を塗装することで、外壁がひび割れてもそこから水が浸入するのを防ぎ、結果的に雨漏りを防ぐ機能です。これらの機能はごく一部ですが、このように外壁の塗り替えに使われる塗料は、様々な機能を外壁にもたらせる役割をもっているのです。
以上2点、「外壁を保護する」と「外壁に機能をつける」というのが塗り替えの役割なのです。

また、一生メンテナンスしなくて良い外壁は存在せず、初めての塗り替えの後も、一定期間でメンテナンスを重ねていく必要があります。外壁は日々外気に晒され、塗料もそれに耐える限度があるからです(限度目安は塗料の「耐候性(一般的な艶あり塗料は、艶の低下で判断される)」として各塗料ごとに公表されています)。

以上のことからお分かり頂けるように、外壁の塗り替えはその家に住み続けたい限り必要不可欠なのです。

1-2.外壁の塗り替えで失敗しない5つのポイント

初めての塗り替えとなると、金額も大きな買い物になりますし(外壁塗り替えの相場は100万程度です)、やっぱり失敗したくないですよね。ここでは初めての塗り替えを検討するときに最も気になる、「外壁の塗り替えで失敗しないポイント」を5つお伝えします。

①外壁の塗り替え目安と見極め方法

外壁の塗り替えはいつ頃行うべきなのか、特に初めての塗り替えをする方にはタイミングがわかりにくいかと思います。塗り替え時期の目安と塗り替えの見極め方法、塗り替えに適した季節をお伝えします。

・塗り替え目安は築10年前後

外壁の種類やお家の置かれている環境にもよりますが、大体10年前後で塗り替えの目安と考えておいた方がいいでしょう。ただこれはあくまで目安なので、次にお伝えする「塗り替えの見極め方法」に従ってご自宅の外壁をチェックしていただき塗り替え判断をするのが最も適切でしょう。

・塗り替えの見極め方法~外壁の劣化サイン~

ここではご自宅の外壁は塗り替え時期なのかを見極めるための、外壁の劣化サインをいくつかお伝えします。ひとつでも当てはまった方は、塗り替えを検討する一歩として専門業者により詳しい調査をお願いしてみましょう。

現象特徴
チョーキング現象

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壁を触ると手に白っぽい粉がつく現象。塗膜が薄くなっているサインで、放置しておくと雨水が浸入し各部材を傷める。
コーキングのひび割れ

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放置しておくと雨水が浸入し、建物内部の断熱材にカビが発生してしまう恐れあり。
外壁のひび割れ

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放置しておくと雨水が浸入し、建物内部の断熱材にカビが発生してしまう恐れあり。
塗膜の膨れ・はがれ

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1度塗装をしたお家に起こりうる、前回塗装した塗膜が剥がれてくる現象。前回の塗装効果が切れている可能性がある。

色褪せ

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画像出典:プロタイムズ東三河店

外壁の色が当初と違う、色が薄くなっていたり白ぼけて見えたりする現象。前回の塗装効果が切れている可能性がある。
カビや藻の発生

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1度発生すると除去しない限り増殖し、美観も損ねる。

・塗り替えは一年中できるが、適した季節は春と秋

外壁の塗り替えは年中可能です。しかし実は「塗装シーズン」と呼ばれる塗り替えが人気な時期というのがあります。それは春の3~5月と秋の9~11月です。
なぜかというと、外壁の塗り替えはその名の通り、「外」で行うものなので、外気温の影響を受けやすいからです。12~2月は外の気温が低く、雪が降ることもあるので塗料の乾燥時間が多くかかったり、流されてしまったりします。6月は梅雨時期で雨の影響を受けやすいというのはお分かりでしょう。7、8月は反対に気温が高く暑いため、すべて窓を締め切り、養生シートを張ることに懸念を示し、避けられる方が多いです。しかし夏場は気温の高さから塗料の伸びがよく、乾きも早いのでお盆前に終わらせたい、と8月初旬は塗り替え依頼が多く発生する時期でもあります。

②塗り替えの目的を明確にしよう

塗り替えはただのデザイン作りではない、と1章でもお伝えしましたが、塗装時に使用する塗料の種類によって様々な機能をつけることができます。

1-1でもお伝えしましたが、例えば、

・家の中が暑いから、外壁に遮熱機能のついた塗料で塗装することで暑さを軽減する
・雨漏りがひどいから、防水機能のついた塗料で塗装することで雨漏りを防ぐ

などと、塗り替えの目的によって塗料を選ぶことができるのです。自分の家をどのような状態にしたいか、を今一度考えてみてください。

→塗り替えの目的についてより詳しく知りたい方はこちら:プロが教える!外壁塗装の種類と自分に合った塗装の選び方

③業者選びはしっかりと行おう

外壁の塗り替えを行う業者は非常に多く、現在では専門業者の他に、ホームセンターを通してや、ネット通販のAmazonを通して行うなど窓口は広がり、消費者にとっては業者選びが難しくなっている現状があるといえるでしょう。しかしどこの業者選ぶかが外壁塗り替えの成功の鍵を握っている、といっても過言ではありません。塗り替えの際使う塗料はあくまで半製品であり、職人さんの手によって外壁に塗られて初めて完成品となります。他の業者に頼めばよかった…とならなくて良いように、最低でも3社以上の業者の話を聞いて、その中から信頼できる・相性が合う、と思った業者にお願いするのがお勧めです。

また外壁の塗り替えは金額が高いな…と思われているかと思いますが、無闇に値引きしてくる業者にも注意が必要です。足場代、塗料代は値引きをするのが難しいので、その値引きは結果的に職人さんの人工代(お給料)が引かれるイメージをもってください。そうなると、職人さんのサービスが低下する可能性がでてきます。高すぎる業者にはもちろん不信感を抱くかと思いますが、安すぎる業者にも注意が必要なのです。

→業者選びについてより詳しく知りたい方はこちら:外壁塗装でトラブルを防ぐ業者選びのポイントまとめ

④色選びは慎重に行おう

外壁の色を決める際、好きな色で、自分のイメージに合う色で、という安易な考えで早々に決めてしまうと、後悔してしまうこともあります。以下の注意点を踏まえた上で、焦らずじっくりと色決めしていきましょう。

・個人の好みだけで決定しない

外壁は毎日着替えられる洋服と違って、一度の金額もかさむので、一度塗り替えると最低でも5年はその色です。よって流行りや一時的な気分に左右されずに考えましょう。また周辺の環境から浮きすぎていないか、自分だけでなく一緒に住んでいる家族も納得した色か、いろんな要素を検討しましょう。

・建物の形・素材・スタイルを無視した色を選ばない

建物の形によって似合わない色、というのももちろんあります。例えば和瓦屋根で、和風なつくりのお家の外壁に派手な赤・ピンク色は合わないなどです。また庭や玄関のつくりも見て、どのようなイメージの家にするかを決めてから、色選びに進んだほうが良いでしょう。

・本当の色は塗るまでわからない

面積効果、という言葉をご存知でしょうか?よく塗料メーカーや施工店が見せてくる色見本だとひとつひとつが小さく、似た色同士の違いがわからなくなったりしますよね。面積の大小により色の見え方が変わることを面積効果といいます。大きな面積になると、明るい色はより明るく、鮮やかな色はより鮮やかに、暗い色はもっと暗く感じます。

実際塗ってみると何か違う・・・ということを避けるためにも、施工店にA4サイズくらいの大きめの色見本を用意してもらうか、可能であれば、どこかに試し塗りをしてみることをおすすめ致します。
艶感を確かめる為にも、試し塗りをしてみると、「思ったよりビカビカに光沢がありすぎる」や「もっと艶感があると思ってた」というようなギャップを防ぐことができます。
また天気によっても色は変わります。例えば太陽光の光が多く、反射率の高い晴れの日には全体的に色が明るく感じ、夕方は太陽光が赤みを多く含むので色味が変化します。いろんな天気、時間帯でチェックしてみましょう。

→色選びについてより詳しく知りたい方はこちら:【全国50事例付き】塗装業者が教える外壁・屋根塗装の色選びで失敗しないための秘訣

⑤初めての塗り替え時にDIYはあまりオススメできない

外壁塗装を業者に頼むと高額になるし、自分でできないのか、と考えられる方もいるでしょう。原則、外壁全体の塗装のDIYはオススメできません。その理由としては大きく3つあります。

・落下事故などの危険が伴う

外壁の上部あたりを塗装するとなると、脚立等を使って足元が不安定な状態で塗装しなければならなくなります。ただでさえ慣れていない塗り替えの作業。足元がふらつき、落下事故に繋がってしまう可能性も高いのです。

・塗りムラ、イメージと違う塗装になってしまう

素人が塗装するのと、何年も経験を積んだプロの職人が塗装するのでは、間違いなく仕上りが変わってきます。塗りムラなどはもちろん、色がうまく乗らない、塗ってはいけないところに塗料がついてしまった・・・など失敗例は多くあります。またそのときうまく塗ったつもりでも、塗布量(塗った塗料の量)が足りず、1年後急に塗膜(塗料を塗ってできた膜)が剥がれてきた、というような時間差での失敗も起きてしまうことがあります。1点目の事故もそうですが、塗り替え面積が大きければ大きいほど、失敗のリスクも大きいのです。

・考えていたより予定が遅れる、費用がかさむ場合がある

初めての塗り替えということで予想以上に準備からすべてに時間を要します。業者に頼んだ場合、天候の影響で少しスケジュールが遅れてしまうことはありますが、そこまで大きく変動しません。また安く済むから、と考えてDIYするかと思いますが、失敗して塗料が追加で必要になったり必要道具を買い揃えなきゃならなかったりと、追加で費用がかさむことは多いです。

上記を踏まえ、初めての塗り替え時にDIYは基本的にオススメできないと言えます。
ただ、外壁のごく一部、自身で手が届く範囲を塗装するなど、小さなDIYは試しにやってみてもいいでしょう。

→外壁塗り替えのDIYについてより詳しく知りたい方はこちら:誰でも気軽にDIY外壁塗装。やり方と気になる費用感

2.外壁の塗り替えにかかる費用相場

ここまで外壁塗装の必要性や注意点をお伝えしてきましたが、最も気になるのは価格でしょう。初めて塗り替えをされるときに見当のつかない相場の金額について、ここでは外壁のみ塗り替える場合と、実は見逃しがちな、外壁塗装と同時に行うべきである屋根の塗り替えを行った場合にかかる費用について、またその他塗り替えできない場合に行う対策にかかる金額相場をお伝えします。

2-1.外壁のみ塗り替える場合にかかる費用

約80~100万(外壁面積150㎡の場合)

外壁を塗り替える場合、人工代(職人さんの給料)、使用する塗料代、足場代、養生代、その他雑費にて約80~100万かかります。
金額の幅は、使用する塗料のランク(2-3にて詳しくお伝えします)や外壁面積の平米数、その他業者ごとのサービス内容によって変わってきますが、おおよそ80~100万程度だとお考えください。

2-2.外壁・屋根共に塗り替える場合にかかる費用

約100~150万(外壁面積150㎡、屋根面積80㎡の場合)

外壁を塗り替える場合、同時に屋根塗装を行うことをおすすめします。理由としては2つあります。

①外壁より屋根の方が紫外線をより強く受ける為、劣化しやすい
②塗り替えの際にかかる、人工代、足場代、養生代は外壁だけ塗り替える際と大きく変わらないので、別で行うより同時に行った方がお得

もちろん、使用する塗料が外壁用、屋根用と別であったり、工期が長くなることで人工代が増えたりする為、外壁のみ塗り替える場合より金額は大きくなります。

2-3.ランク別 塗料の費用~費用・目的を考え塗料を選ぼう~

2-1でもお伝えしましたが、使用する塗料の樹脂ランクによって塗り替えの費用は変わります。言い換えると、使用する塗料以外の工程はそこまで金額差がないので、金額差が出るのは塗料代が主なのです。
塗料の樹脂ランクが高い(=耐候年数が長い)と、とおのずと塗料単価も高くなります。
ここでは塗料ランク別の費用を、特徴・耐候年数とともに表にまとめてみました。

塗料樹脂名特徴耐候年数・平米単価
アクリル・ウレタン値段が安く、耐候性も低い3~5年

1,000~2,000円

シリコン価格と機能のバランスが良い7~10年

2,000~3,500円

フッ素コストも高いが、その分耐候性が高い12~15年

3,000~5,000円

ピュアアクリル防水性に優れており、耐候性も高い15年

3,500~5,000円

光触媒太陽の光と雨水で汚れを洗い流してくれる
耐候性は高く、コストも高め
15年

4,000~5,000円

無機耐候性に優れる15年~20年

3,500~5,000円

 


【補足】塗り替えできない場合(重ね張り・張り替えの費用)
ここまで塗り替えする場合の金額についてお伝えしましたが、外壁の劣化が激しい場合には塗り替えができない場合もあります。外壁の劣化が激しいと、仮に塗り替えを行ったとしてもすぐに塗った塗料が剥がれてきてしまったり、劣化箇所をしっかり修繕できなかったり、結果的に外壁を守ることができないのです。そのような場合は、重ね張り・張り替えという対策をとることをおすすめいたします。

名称方法費用
重ね張り既存サイディングボードの上から新しいボードを張ること150万~
張り替え既存サイディングボードを撤去して新しいものを張ること200万~

塗り替えがおおよそ80~150万におさまるのに対し、重ね張り・張り替えはそれ以上の金額が確実にかかってくると言えます。劣化が進んでしまい、重ね張り・張り替えができなくなってしまう前に塗り替えでメンテナンスをしておいた方が結果的にコストが安くおさまることはお分かりかと思います。

3.外壁の塗り替え 基本的な流れ

いざ塗り替えを業者に依頼してみよう!と思った際に、どのような流れで進んでいくか気になるかと思います。ここでは塗り替えをする際の基本的な流れをお伝えします。

①簡易診断~まずはご自身でチェック~
3章でもお伝えしましたが、まずはご自身で外壁の状態をチェックし、気になる箇所を見つけておきましょう。3‐2でお伝えした外壁劣化のサインを参考にされ、現状の外壁がどのような状態なのか知っておくと、次の段階で施工業者に見てもらった際に話が進めやすくなります。しかし簡易診断はあくまで外壁のみにして、落下するなどの事故の危険性の高い屋根の劣化診断は、専門業者に任せるようにしましょう。

②プロの業者による建物劣化診断
ご自身で簡易診断をしたあと、施工業者による建物劣化診断を依頼しましょう。外壁の見えにくい上部分や、屋根、その他プロの目線で細かいところまで30分~1時間かけて劣化診断をしてもらい、現状の外壁・屋根の状態をしっかりと把握しましょう。

当メディアを運営するプロタイムズでも無料で建物診断を実施しています。建物診断については下記の記事で詳しく解説していますので、ぜひご覧ください。

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③塗り替えプランの決定
建物劣化診断の結果と、依頼主の希望をもとに塗り替えプラン(どのような機能のついた塗料で、どこを塗装するか)を決めていきます。
例えば、ひび割れが多く、雨漏りの心配がある外壁の場合だと、雨漏りを防ぐ防水機能のついた塗料、また室内の温度が高くなりやすいので屋根には遮熱機能のついた塗料での塗り替え、というようなイメージです。
よって、塗り替えプランを決める際には、ご自身が家をどのような状態にしたいか、なんとなくでもいいのでイメージをもって、施工業者とお話されることをお勧めいたします。

④塗り替え実施
塗り替えプランが決まれば施工日程を決め、いよいよ塗り替えの実施です。外壁の塗り替えだけだと約1週間、屋根も行うと約2週間かかります。もちろん外での施工なので、雨が降ると多少工期が延びる可能性はあります。
塗り替え自体の流れは、以下の流れで進んでいきます。
※外壁の塗り替えのみの場合

日数内容
1日目足場及び養生ネット張り

①

2日目高圧洗浄

高圧洗浄

3日目下地・コーキング処理

73_シーリング充填

細部の養生

③

4日目塗装(下塗)

キャプチャ

5~6日目塗装(中塗・上塗)

上塗り

7日目足場解体・清掃・完工

56_足場の解体

※業者により多少作業の前後がある場合があります。塗り替えの流れはあらかじめ依頼した業者に確認しておきましょう。

⑤完工後、引き渡し
無事完工したら、依頼主にもチェックをしてもらい、引き渡しです。
この際、アフターフォローに関しての説明もあるので、頼んだ施工業者が、どのくらいの頻度で外壁の点検にきてくれるのか、塗り替え直後に気をつけておいた方がいい点もしっかりと聞いておきましょう。塗り替え実施前のプラン決めの際に説明がある場合も多いですが、その場合もそのとき聞いていた内容と相違がないか、完工後に今一度確認しましょう。

4.【補足】外壁の塗り替え時に近隣トラブルを避けるために

外壁の塗り替えを近所がして、少し不快だった、またはとても気持ちの良い対応を受けた、という記憶はありませんか?外壁、ということで決して家の中で行われることではないので、特に隣の家との道幅が狭いお家では配慮をする必要があります。

難しいことをする必要はありませんので、近隣の方に「外壁の塗り替えを○日~○日くらいまで行うので、その間、少しペンキの臭いがする・工事の音がする・業者のトラック、職人が出入りします。ご迷惑お掛けしますがよろしくお願いいたします。」と外壁の塗り替えを実施する旨を伝えておきましょう。

施工業者が近隣に挨拶まわりをすることも多いですが、それは施工に入る直前です。その前、できれば塗り替えの日程が決まった段階で近隣には一報入れておくことをおすすめいたします。当たり前のことですが、これが最も大切です。

→外壁塗装でよく起こるトラブルについてより詳しく知りたい方はこちら:外壁塗装でよく起こるトラブル事例とその対処法

まとめ

いかがでしたでしょうか。外壁の塗り替え、特に初めての場合は勝手がわからず不安なことが多いかと思います。
しかし、外壁を塗り替えることで、家全体が明るく生まれ変わるのはとても気持ちが良いことです。
この記事を読んで、外壁塗り替えの必要性、費用相場、塗り替え適正時期、塗り替えの基本的な流れを知っていただくことで、その不安がいくらか軽減され、希望の外壁塗り替えを行う第一歩を踏み出して頂ければ幸いです。

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