塗膜防水工事を行なうにあたって、どこに依頼すればよいのか?見積りは果たして妥当な金額なのか、といった点で不安な方も多いのではないでしょうか。
この記事では、業者を選ぶうえで押さえておきたいポイントをお伝えします。
防水工事は専門業者に依頼したほうが良い
塗膜防水に使用するウレタン防水材等は、ホームセンターなどにて購入可能で、自分で施工することが可能です。
しかし、実際に施工するのは、業者に依頼することをおすすめします。理由は、塗料を塗る技術が重要になるからです。
先述した通り、経験のない方が塗料を塗ると塗りムラができてしまうことがあります。
塗りムラができると、塗布の量が少ない箇所の劣化が早くなり、結果防水の機能が弱まってしまいます。防水性能を長く発揮するためにも、業者に依頼し、確かな技術で施工してもらうことを強くお勧めします。
防水工事を行っている専門業者や工務店へ依頼する
では、実際どんな業者に依頼すればいいのでしょうか。防水工事は、防水工事を専門で行っている業者、もしくは、工務店に依頼します。
工務店の場合、防水工事を実際に行うのは工務店ではなく、その下請けの防水工事業者です。専門業者や工務店に依頼する上での注意点を下記にまとめました。
施工実績を確認する
総合的に幅広くリフォームサービスを提供している業者の中には、防水工事の実績が少ない業者も含まれている可能性があります。
具体的にどのくらいの量の防水工事の実績があるのか、確認しましょう。
また、インターネットを利用し、会社の創業年月日や社員数などの経歴を確認することですることも重要です。
説明を十分にしてもらえるか
工法やメンテナンスの方法など、しっかりと理解できるまで、説明をしてもらえるか、確認しましょう。分かりにくい専門用語で説明をする業者の場合、どのような工事を下のか理解できず、結局手抜き工事だった、というトラブルもおきる可能性があります。
素人の目線に立って、施工の手順や材料を説明し、工事を進めてくれるような業者を選びましょう。
また、「劣化の状況に適切な工事か説明してもらえるか?」も重要なポイントです。リフォーム業者の中には、実際には大がかりな防水工事をする必要がない場合でも、過剰な工事を行い、金額を必要以上に請求する業者もあります。そのようにならないためにも「その劣化状況に対して、この工事が適切なのか」など、十分に説明してもらうようにしましょう。
見積りは2社以上から取る
防水工事のようなリフォームは現場を見ることでどのような施工が良いのか判断し、見積書を作成することになります。見積りを取る際は最低でも2社以上の業者に依頼するようにしましょう。
なぜ、2社なのでしょう。それは、1社のみにしか見積りを取らないと、金額や工事の内容が妥当なモノなのか、判断できないためです。見積りの額が高い、や工程数が少ないなどの内容であっても、素人の方が、見抜くのは非常に難しいです。
2社以上から見積りを取り、金額や施工内容、工程が詳しく記載されているか確認し、判断しましょう。
保証の有無を必ず確認する
工事の後、不具合が発生したときに保証してくれる業者かどうかも重要なポイントです。保証期間はあるのか、あるとしたらどのくらいの年数なのか、契約前に確認し、書面で提出してもらうようにしましょう。