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外壁塗装 値引き

「外壁塗装を値引きしてもらいたい…!」
と考える人は多いのでは。

そもそも値引き可能か or 不可能かでいうと、いくらかは値引いてもらえる可能性はあります

ただし、半額などの大幅な値引きは難しいでしょう
基本的に外壁塗装の値段は、それぞれ住まいごとに見積もって算出をします。個別に見積もった額から、さらに大幅に値引けるはずがないのです。

また、上手く値引いてもらえたとして、値引き後の見積額がお得とは限らないということも押さえておきたいところ。

結論として業者へ必要以上の値引き交渉をするのはオススメしません。

このあたり詳しくは本章で解説いたします。

この記事では、外壁塗装の値引きについてプロが徹底解説いたします。
・外壁塗装はどのくらい値引いてもらえるのか
・外壁塗装の賢い値引き交渉術
・値引き以外で!外壁塗装をお得にする方法
などについて、詳しくお伝えします。ぜひ参考にしてください。

1.プロが解説!外壁塗装の値引き

1-1.外壁塗装は値引きできる?

外壁塗装は、値引きをしてもらえる可能性はあります。
交渉次第では、いくらかは値引いてもらえるかもしれません。

値引きをしてもらえるかどうかは、塗装業者によって異なります。多少は値引き交渉に応じている塗装業者もいれば、まったく値引き交渉に応じていない塗装業者もいます。

※賢い値引き交渉術を下記2章にまとめておりますので、ぜひ参考にしてください。

1-2.値引いてもらえる額の目安

値引いてもらえたとして、平均的な値引き額は、端数~数%程度でしょう。

「その程度の値引き?」「もっと大幅に値引いてもらえないの?」と思う人もいるかもしれませんが、そもそも外壁塗装の値段は、それぞれの住まいごとに見積って算出をしています。個別に見積もった額から、さらに「半額」「60%オフ」などの大幅値下げができるはずがありませんはじめからぎりぎりの見積額を提示している場合は、まったく値引きができないこともあるでしょう

仮に大幅に値引けるとすれば、もともと割増しの見積額になっていた可能性も。
このあたり詳しくは下記1-3を参照ください。

1-3.要注意!値引き後の値段がお得とは限らない

仮に上手く値引いてもらえたとしても、その値段が、一般的な外壁塗装の値段と比べてお得とは限らないということは押さえておきたいところです。
はじめの見積額が高ければ、値引きをすることで、「割増し額⇒相場価格になっただけ」という可能性も十分にあります

実際に、あえて割増しの見積額を提示しておき、大幅に値引きをしてお得にみせるという営業手法をとっている塗装業者もいます。この営業手法が悪いわけではありませんが、お得に外壁塗装をするためには“値引き後の見積額がお得とは限らない”ということは理解しておく必要があるでしょう。

[参考]外壁塗装の費用相場

外壁塗装の費用相場は、下記の通りです。

■外壁塗装の費用相場
80~150万円(一般的な2階建て住宅/塗り面積200㎡)
※屋根塗装含まず

ただし、上記はあくまで平均的な外壁塗装の費用です。
外壁塗装の費用は、
・外壁の広さ
・外壁の状態(劣化の進行具合)
・外壁塗装に使用する塗料の種類
などによって大きく前後するため、場合によっては上記額とは大きく異なることもあります。外壁塗装にかかる費用について詳しくは、下記記事をチェックしてください。

外壁塗装の適正価格は?見積額の妥当性を見極める3ステップ

2020年版|外壁塗装の費用相場は?単価&見積りをプロが解説!

2.プロが教える!外壁塗装の賢い値引き交渉術

この章では、「少しでも値引きをしてもらいたい…!」と考える人に向けて、外壁塗装の賢い値引き交渉術をご紹介します。

2-1.工事スケジュールを値引きの交渉材料に

「外壁塗装工事のスケジュールを指定しない(いつでもOKとする)かわりに、多少の値引きをお願いする」というのは、賢い値引きアプローチです。

外壁塗装工事には、閑散期があります(※)。また、様々な要因によって、思いがけず塗装業者のスケジュールにあきが生まれることも。
こうした手のあいているタイミングに外壁塗装工事を入れられるのは塗装業者にとって非常に都合が良いため、“外壁塗装工事のスケジュールを指定しないこと”が値引きの交渉材料になり得るのです。

1-1でお伝えした通り、値引き交渉に応じてくれるかどうかは塗装業者によりますが、ただただ値下げをお願いするよりも、工事スケジュールを材料に交渉をする方が値下げをしてもらえる可能性が高まることは間違いありません。

※外壁塗装は一年中可能ですが、春や秋は人気シーズン、繁忙期です。一方で、梅雨~夏・冬は閑散期にあたります。詳しくは、下記記事をご覧ください。

外壁塗装にベストな季節を判断するための基礎知識

2-2.戦略的に値引き交渉を進めるのに、相見積りが有効

2~3社の塗装業者から見積りをとることで、戦略的に値引き交渉をすることができます。その理由は、下記の通りです。

◎見積額の高い or 安いが判断できれば、値引きの落としどころを踏まえて交渉ができる
1社からしか見積りをとらなければ、1つの見積額だけを見て、それが高いのか安いのかを判断しなければなりません。ところが、2~3社から見積りをとれば、見積額の比較・検討ができるために、知識のない素人でも見積額の高い or 安いがグッと見極めやすくなります。

(2~3社に見積りを依頼することで)提示された見積額の高い or 安いが見極められれば、「そもそも値引きができる見積額なのか」「どのぐらいの値引きができそうか」といったことを見当づけられるため、値引きの落としどころを踏まえて戦略的に交渉が進められる、というわけです。

もちろん、必ずしも値引き交渉をせずとも、2~3社の見積額を比較・検討した結果、はじめから安い見積額を提示してくれた塗装業者に依頼をするというのもアリです。

◎競合他社の存在が値引きの理由となることもある
消費者(施主)の検討先が「(自分たち)1社だけなのか」or「複数社あるのか」というポイントが、塗装業者が値引きをするかどうかの最終的な判断に影響する可能性は十分あります。言ってしまえば、「A社と迷っている」といった切り札を出すことで、塗装業者が多少頑張って値下げをしてくれるケースもあるということです。

ただし、無理に値下げを迫るのはNG。様々なデメリットが生じるリスクが高まります。詳細は下記2-3にて詳しく解説いたします。

[参考]相見積りの数|2~3社くらいがオススメ

見積りには、相応の時間と手間がかかります。
信頼できる塗装業者を見つけ、スケジュールを調整し、外壁の診断(1~2時間程度)をしてもらってはじめて、見積りを提示してもらえるのです。こうしたことを何社分も対応するというのは、現実的ではないでしょう。

欲張ってたくさんの塗装業者に見積りを依頼するのではなく、見積り以外の方法で信頼できる塗装業者を絞り込み、目ぼしい塗装業者2~3社に相見積りを依頼するのが賢い相見積りのとり方です。

外壁塗装に相見積りは必要?賢く相見積りをとる方法をプロが解説!

2-3.[補足]必要以上の値引き交渉はオススメしない!様々なデメリットあり!

「少しでも安く外壁塗装をしたい…!」と思う人は少なくないでしょう。しかしながら、必要以上に値引きを迫るのはやめておいた方が賢明です。なぜならば、無理に値下げをすれば、外壁塗装に様々なしわ寄せがいってしまうリスクがあるためです。

先述の通り、外壁塗装は見積り式のため大幅値下げは困難です。はじめからぎりぎりの値段を提示している場合には、そもそも値下げができないこともあるでしょう。
そんな値引きが難しい見積額から、さらに無理やり値下げを迫れば、塗装業者は、
・工事スケジュールを短くする
(本来必要な乾燥時間を短縮する、多少雑になったとしてもスピード重視)
・使用する材料(塗料等)を減らす、質を下げる
・高い工賃のかかる熟練職人を現場に入れない
など、何等かの手間や材料などを切り詰めて値下げをするしかないことも。
そして、契約を獲得するために、こうした苦渋の決断をする塗装業者はいないとは言い切れません。

仮に、上記のように手間や材料などを切り詰めて外壁塗装工事をすれば、
□見た目がキレイに仕上がらない
□早々に不具合が生じる
□本来の塗装の耐久性を維持できない
など、外壁塗装の仕上がりや品質に問題が生じてしまうかもしれません。

消費者(施主)が強引に値引きを迫れば、塗装業者は契約を獲得するために格安な見積額を提示してくれることもあるかもしれません。その値引きが企業努力によるものであれば問題ないのですが、それは容易ではありません。値引ける額には限界があるのです。必要以上の値引き交渉はやめておいた方が賢明です。

3.値引く以外にも!外壁塗装をお得にする方法はある

値引き交渉以外にも外壁塗装をお得にする方法はあります。

3-1.お手頃な塗料を選ぶ

確実に外壁塗装費をお得にできる方法が、お手頃な塗料を選択することです。
お手頃な塗料を選べば、当然、それだけ外壁塗装にかかる費用を抑えられます

下記は、塗料の種類別の相場価格です。

塗料耐久年数相場価格 ※1缶あたり
アクリル塗料約3~5年5,000~15,000円
ウレタン塗料約5~7年5,000~20,000円
シリコン塗料約7~10年15,000~40,000円
ピュアアクリル塗料約15年~50,000~70,000円
フッ素塗料約15年~40,000~100,000円
無機塗料約15年~50,000~120,000円

※上記の耐久年数、価格帯はあくまで平均値です。

外壁塗装に使用する塗料の量は、住まいの大きさや塗装箇所などによっても異なりますが、一般的な2階建て住宅の場合2~4缶が目安です。

仮に3缶使用するとして、上記の相場価格をもとに塗料代を計算をしてみると…
アクリル塗料 15,000円(5,000円×3缶)<フッ素塗料 360,000円(120,000円×3缶)

フッ素や無機などの高価格帯の塗料を使用した場合に比べて、アクリルやウレタン、シリコンなどの低価格帯の塗料を使用した場合は、費用を大きく抑えることができるのです。

同じ塗料の種類でも、塗料製品によっては価格帯が上記表と大きく異なることもあります。たとえば…シリコン塗料でも、機能性の高いシリコン塗料のなかには、無機塗料と同等の価格帯の製品も。そのため、実際の価格は塗料製品ごとにチェックしてください。

ただし、お手頃な塗料製品を選ぶと、長期スパンで考えると割高になってしまうこともあるため、注意が必要です。
お手頃な塗料製品はそれだけ耐久年数も短い傾向にあるため、再び早々に塗り替えが必要となる可能性大。早々に塗り替えが必要ということは、外壁塗装の頻度が増えるということです。高頻度で外壁塗装をすることになれば、長期スパンで外壁塗装にかかる費用総額という視点で考えると、(お手頃な塗料製品を選ぶと)むしろ割高になることも十分に考えられるというわけです。
長期スパンでかかる費用まで考えるのであれば、価格だけでなく、耐久性まで踏まえて塗料を選ぶのがオススメです。

外壁塗料の選び方をプロが解説!塗料の種類&価格&色&業者まで全部わかる!

3-2.キャンペーンなどを活用するのも一つの手

塗装業者は、閑散期や周年のタイミングなどにお得なキャンペーンを実施することがあります。こうしたキャンペーンを上手く活用できれば、思った以上に外壁塗装を安く抑えられる可能性があります

キャンペーンの実施有無を探る方法は、下記の通りです。

・チラシをチェックする
(新聞の折り込み、ポスティングチラシ など)
・最寄りの塗装業者のホームページなどをチェックする
・インターネットで「◎◎市 外壁塗装 キャンペーン」といったキーワードで検索をしてみる

タイミングによっては、どの塗装業者もキャンペーンを実施していない可能性もありますが、ひとまず探ってみるのはオススメです。もしかすると、何かお得なキャンペーンに出会えるかもしれません。

3-3.[補足]屋根+外壁塗装で塗装費用はお得に

外壁塗装の費用をお得にする方法ではありませんが、屋根と外壁を同時に塗装すれば、「住まいにかかる塗装費用」をお得にすることができます。

その理由は、足場代が大きく関係しています
屋根塗装をする時にも、外壁塗装をする時にも、足場を設置する必要があり、足場代がかかります。実は、この足場代、塗装費用の約20%を占めるほど高額なのです。当然、屋根塗装と外壁塗装を別々に行えば2回分の足場代がかかることになります。ところが屋根塗装と外壁塗装を同時にすれば本来2回分かかるところを1回分ですますことができるというわけです。

塗装が必要な屋根にお住まいの場合は、ぜひ外壁塗装と同タイミングでの屋根塗装を検討してみてください。

プロが教える!外壁塗装の足場費用はいくらが妥当?

屋根塗装まとめ|塗装の必要性・価格・塗料選びまで[2021年版]

まとめ

外壁塗装は、いくらかは値引いてもらえる可能性はあります。値引いてもらえたとして、平均的な値引き額は端数~数%程度でしょう。

値引きをしてもらえるかどうかは、塗装業者によって異なります。多少は値引き交渉に応じている塗装業者もいれば、まったく値引き交渉に応じていない塗装業者も。

無理な値引き交渉は塗装の施工品質に関わる可能性があるためオススメしません。

この記事では、「外壁塗装の賢い値引き交渉術」のほか、「値引き以外で!外壁塗装をお得にする方法」などもご紹介しておりますので、あわせて参考にしてみてください。